12.2 PacketiX VPN Client 2.0 仕様
ここでは、「PacketiX VPN Client 2.0」ソフトウェアの仕様を掲載しています。
12.2.1 対応オペレーティングシステム (推奨)
PacketiX VPN Client 2.0 が動作するオペレーティングおよびアーキテクチャのうち、ソフトイーサ株式会社が推奨するものは下記のとおりです。
なお、製品版ライセンスをご購入いただいた場合にサポートサービスが付属する場合は、このオペレーティングおよびアーキテクチャにおいての
PacketiX VPN Client 2.0
の使用時のみサポート対象となり、それ以外のオペレーティングシステムおよびアーキテクチャにインストールした場合に正常動作しない場合はサポート対象外となります。
種類 |
対応オペレーティングシステム製品の一覧 |
対応アーキチクチャ一覧 |
Windows
※1 ※2 |
Windows 2000 Professional
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows XP Tablet PC Edition
Windows XP Media Center Edition
Windows Server 2003 Standard Edition
Windows Server 2003 Enterprise Edition |
x86 ※3 |
※1 |
最新版の
Service Pack をインストールしていることが必要です。 |
※2 |
オペレーティングシステムに付属している機能以外のサードパーティ製のファイアウォールソフトウェア、アンチウイルスソフトウェアおよび
VPN ソフトウェアが動作している場合はサポート対象外です。 |
※3 |
x64
アーキテクチャについては現在対応準備中です。 |
12.2.2 対応オペレーティングシステム (すべて)
「対応オペレーティングシステム (推奨)」に加えて、PacketiX VPN Client 2.0
は下記のオペレーティングシステムおよびアーキテクチャ上で動作する可能性があります。「対応オペレーティングシステム
(推奨)」に掲載されていないオペレーティングシステムおよびアーキテクチャのうちここに掲載されているオペレーティングシステムおよびアーキテクチャに
PacketiX VPN Client 2.0 をインストールして使用する場合にはコンピュータ、ネットワークおよび VPN
に関する専門的知識を必要とする場合があり、またいくつかの制限事項が発生する場合もあります。
種類 |
対応オペレーティングシステム製品の一覧 |
対応アーキチクチャ一覧 |
Windows |
Windows 98 Second Edition
Windows Millennium Edition
Windows 2000 Professional
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows XP Tablet PC Edition
Windows XP Media Center Edition
Windows Server 2003 Standard Edition
Windows Server 2003 Enterprise Edition
Windows Longhorn Beta |
x86 |
Linux |
Linux Kernel 2.4 以降のシステムで、特に zlib, openssl, readline,
ncurses の開発用ライブラリおよび gcc などの開発ツールがインストールされている環境。Universal
TUN/TAP デバイスドライバがシステムにインストールされていることが必要。 |
x86
PowerPC
SH4 |
12.2.3 必要なハードウェアリソース
項目 |
内容 |
メモリ最低環境 |
最低 16 Mbytes 以上の空きメモリが存在すること。 |
メモリ推奨環境 |
最低 32 Mbytes 以上の空きメモリが存在すること。 |
ハードディスクドライブ最低環境 |
30 Mbytes 以上の空き容量が存在すること。 |
ハードディスクドライブ推奨環境 |
VPN Client 2.0 の動作ログの保存量や保存サイズによりますが、少なくとも 300 Mbytes
以上に空き容量が存在すること。 |
上記の要件を満たしていない場合、動作はしますがスワップが発生しパフォーマンスが著しく悪化する可能性があります。またスワップ領域が割り当てられていない場合は、PacketiX
VPN Client 2.0 の動作が停止します。
12.2.4 ソフトウェア仕様
PacketiX VPN Client 2.0
はマニュアルに記載されている機能を提供し、また記載されている制限事項を持っています。特に下記の共通事項にご注意ください。
- ここに掲載されている最低環境または推奨環境は目安であり、これらの環境で必ず動作することを保証するものではありません。
-
上記の環境を満たしていても、物理的および論理的な限界値がある場合はその限界値を超えて動作することはできません。たとえば一般的なシステムではプロセスごとのユーザー空間は
2Gbytes または 3Gbytes
ですが、これを超えたメモリ空間が必要となる操作を行った場合は正しく動作しません。また、使用方法や通信量によって必要なシステム容量は変動する場合があります。
- 上記表には CPU の速度は明記しておりません。必要 CPU 速度は必要となるスループットや実際に VPN
通信を行う環境に依存しますので、できる限り高速な CPU を使用されることを推奨します。
- PacketiX VPN 2.0
が使用しているライブラリ、システムコール、およびその他のソフトウェアまたはハードウェアの仕様によって他に制限が発生する場合があります。
- PacketiX VPN 2.0 を使用して VPN 通信を行う場合の VPN サーバーと VPN クライアント (VPN
Client または VPN Bridge 等) との間の既存のネットワーク機器上で通常の IP ルーティングや NAT
などとは異なる特殊な処理を行う機器がある場合は、場合によってはその機器の設定を変更するか、別の機器に置き換えるなどの処置を必要とする場合があります。
12.2.5 プログラムファイル構成
Windows 版のプログラムファイル構成
PacketiX VPN Client 2.0 の各機能を Windows
上で動作させるために最低限必要なプログラムファイルおよびデータファイルの一覧とその内容は下記のとおりです。
ファイル名 |
内容 |
vpnclient.exe |
PacketiX VPN Client 2.0 のプログラムファイルです。 |
vpnsmgr.exe |
PacketiX VPN サーバー管理マネージャ 2.0 のプログラムファイルです。 |
vpncmd.exe |
PacketiX VPN コマンドライン管理ユーティリティ 2.0 のプログラムファイルです。 |
hamcore.se2 |
各 PacketiX VPN 2.0 プログラムから参照される共通のデータファイルです。 |
Linux を含む UNIX 版のプログラムファイル構成
PacketiX VPN Bridge 2.0 の各機能を Linux を含む UNIX
上で動作させるために最低限必要なプログラムファイルおよびデータファイルの一覧とその内容は下記のとおりです。
ファイル名 |
内容 |
vpnclient |
PacketiX VPN Client 2.0 のプログラムファイルです。 |
vpncmd |
PacketiX VPN コマンドライン管理ユーティリティ 2.0 のプログラムファイルです。 |
hamcore.se2 |
各 PacketiX VPN 2.0 プログラムから参照される共通のデータファイルです。 |
12.2.6 対応したスマートカードおよびハードウェアセキュリティデバイスの一覧
PacketiX VPN 2.0 の Windows
版は下記のスマートカードまたはハードウェアセキュリティトークンデバイスに対応しています。なお、下記のデバイスはソフトイーサ株式会社によって動作検証を行った結果使用することが可能であることがわかったものの一覧です。実際には下記の表に掲載されていなくても
PKCS#11
デバイスドライバを持ったデバイスが使用可能な場合があります。またここに掲載されておらず現時点で使用可能でないデバイスがありましたら、ソフトイーサ株式会社にサンプルハードウェアを提供していただくことによって対応させていただくと共に対応スマートカードおよびハードウェアセキュリティデバイスのリストに追加させていただきますので、お気軽に
www.softether.com
までご連絡ください。
製品の供給元 |
製品名 |
種類 |
大日本印刷株式会社 |
Standard-9 IC Card |
IC カード |
各自治体の市町村長 |
住民基本台帳カード
(JPKI 用の証明書と秘密鍵が登録されているもの) |
IC カード |
各種行政機関 |
公的個人認証サービス (JPKI) の技術規格に適合したスマートカード |
IC カード |
飛天ジャパン有限会社 |
ePass 1000 |
USB トークン |
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