PacketiX VPN 2.0 マニュアル 第9章 PacketiX VPN Bridge 2.0 の導入 9.4 初期設定

 

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9.4 初期設定

VPN Bridge のインストールが完了したら、最初に必ず行わなければならない設定がいくつかあります。ここではそれらの設定方法について、「PacketiX VPN サーバー管理マネージャ」を使用した際の設定例について解説します。なお、同等の設定は vpncmd を用いても可能ですので、原則として vpncmd での対応するコマンド名も記載しています。vpncmd に関しては、「第6章 コマンドライン管理ユーティリティマニュアル」 をお読みください。

 

9.4.1 管理者パスワードの変更

VPN Bridge をインストールした初期状態では、VPN Bridge 全体の管理者パスワードは設定されていません。したがって、VPN Bridge をインストールした後はできるだけ早く管理者パスワードを設定されることをお勧めします。

VPN Bridge に対して VPN サーバー管理マネージャで接続した際に、VPN Bridge の管理者パスワードが設定されていない場合は下記の画面のような警告が表示されます。

クリックするとこの画像を拡大して表示できます。

図9-4-1 管理者パスワードに関するメッセージ画面

ここで [はい] をクリックすると、管理者パスワードを設定することができます。

クリックするとこの画像を拡大して表示できます。

図9-4-2 管理者パスワードの設定画面

なお、vpncmd では ServerPasswordSet コマンドを使用してください。

 

9.4.2 ローカルブリッジとカスケード接続

VPN Bridge はインストールしただけでは全く役に立ちません。VPN Bridge を正しく使用するためには、VPN Bridge をインストールしたコンピュータの物理的な LAN カードと "BRIDGE" 仮想 HUB との間でローカルブリッジ接続を構成し、次にその仮想 HUB を接続先の VPN Server に対してカスケード接続する必要があります。

これらの設定を行う方法については、「第3章 PacketiX VPN Server 2.0 マニュアル」「第5章 PacketiX VPN Bridge 2.0 マニュアル」 または 「第6章 コマンドライン管理ユーティリティマニュアル」 をお読みください。また、VPN Bridge を活用した具体的な拠点間接続の方法については、「10.5 拠点間接続 VPN の構築 (ブリッジ接続を使用)」「10.6 拠点間接続 VPN の構築 (IP ルーティングを使用)」 などをお読みください。

さらに、SecureNAT 機能を活用した VPN Bridge のユーザーモードでの変わった使用例として、「10.11 SecureNAT 機能を用いた権限不要のリモートアクセス」 もお読みください。

 

 

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PacketiX VPN 2.0 Manual Version 2.10.5070.01
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