PacketiX VPN 2.0 マニュアル 第11章 問題解決および補足事項 11.7 将来の PacketiX VPN に関する情報

 

< 11.6 互換性に関する補足事項第12章 PacketiX VPN ソフトウェア仕様>

11.7 将来の PacketiX VPN に関する情報

ここでは、将来の PacketiX VPN に関する開発予定などの情報についてマニュアル執筆時点での情報をもとに説明します。

 

11.7.1 他の言語版の開発予定について

「1.7.1 Unicode のサポート」 で解説されているように、PacketiX VPN はソフトウェア全体において Unicode をサポートしており、ユーザーインターフェイスの文字列や内部のデータ構造などを容易に日本語以外の言語に対応させることができます。他の言語に移植するにあたって必要なのはユーザーインターフェイスの文字列テーブルとマニュアルの文章の翻訳のみで、それ以外の作業は原則として必要ありません。したがって、英語版・中国語版などを始めとする他の言語にローカライズされたバージョンの PacketiX VPN の開発は可能であり、日本語版の開発と製品化が完了した後のできる限り早い時期に試行される予定です。

 

11.7.2 64 bit システムへの対応について

PacketiX VPN は 64 bit システム環境の普及を見越して開発されたソフトウェアです。本マニュアル執筆時点の PacketiX VPN のコードはすべて 32 bit 用ですが、ソフトイーサ株式会社では 64 bit コンピューティングの評価環境と開発環境を整備でき次第、64 bit 版の VPN Client / VPN Server / VPN Bridge の開発を行う予定です。

 

11.7.3 Windows CE 用の VPN Client について

Windows CE 用の VPN Client はこれまで多くのユーザーからのご要望をいただいた移植先プラットフォムのうちの 1 つであり、ソフトイーサ株式会社は Windows CE やそれを搭載した各種 PDA などで使用可能な PacketiX VPN の開発を目指しています。

 

11.7.4 Windows および Linux 以外の VPN Client について

現在、VPN Client は Windows および Linux に対応したバージョンのみが公開されています。その他に Mac OS X 上で VPN Client の動作に成功していますが、まだ公開できる段階ではありません。実際のところ、Windows 版以外の VPN Client についての要望はこれまでにほとんど無く、Linux でローカルブリッジ機能および tap デバイスとの接続機能が使用することができるようになったため大半のユーザーの需要に応えることはできたとソフトイーサ株式会社では考えています。ただし、今後ご要望が多いその他のオペレーティングシステムがあれば、VPN Client の仮想 LAN カードをそれらのオペレーティングシステムに移植することも検討します。

 

 

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PacketiX VPN 2.0 Manual Version 2.10.5070.01
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